ララ〜Part3〜

「いけない私」

ネコちゃんへの「問い合わせ」も何件かありました。
「黒猫」ですか?とか「メスですか?」(ララはオス)とか・・・・・
一番すごかったのがいきなり「うちの子を預かってくれてありがとうございます!」
今度は当たり・・・!?と、あせっていると、何か違う。
電話の声の「人のよさそうなおじさん」も「大切なうちの子」がいなくなって、
かなり動揺しているせいか、「ネコの特徴」を聞いても
「ありがとうございます!うちの○○ちゃんを預かってくれて・・・・チンです。はい」
「・・・?チンチラシルバーですよね?」「はい。犬のチンです!ありがとうございます!」
そのおじさんに私が預かっているのは「ネコ」であることをお話して、励まして、電話を切りました。

電話が、鳴るたびにドキドキして、「ハズレ」だと、「ほっ」としている私でした。
「ネコ探しています」の張り紙があると聞けば、見に行って違うとやっぱり「ほっ」
この頃の私は、このネコちゃんが「迷子」じゃなくて「捨て猫」であってほしい。
そんな、いけない考えの自分が登場してきました。

サークルに「入居」したネコちゃんは、相変わらずの甘えんぼ、おしゃべり
サークルの柵に顔を押し付けて、「ナァアアアアン!」
日に何度もサークルの扉を開けて、「頭突き」のごあいさつ。
シェリーに「フーハー」やられてもキョトーンとした顔して、「ぜんぜん平気だから」
「入居」して5日目、サークルの扉は開けたままになりました。
りょうちん「もう出してあげれば・・・・」
ネコちゃんは、あたりまえのように出てきて、まずいったところは、あずきのごはん場。
やせっぽちのくせに「食いしん坊」です。

図々しいの?

サークルから出たその日のことです。
りょうちんと、私がベットにいって、もう寝る態勢に入っていました。
すると、「バフッ!」と音がして、誰かが勢いよくベットに飛び乗ってきました。
「ナン!」「なんだぁ〜!?」
ネコちゃんは、私ら二人の枕の周りをウロウロしながら、「ナン!ナン!」
「もっとなでて!もっと触って!」と言っているようでした。
そして、もうズ−ッと前からいつもそうしているように、私たちの間に割り込んで
フミフミ、ニギニギを始めたのでした。ゴロゴロいいながら・・・
そして、そのままそこで、眠ってしまいました。
りょうちん曰く「タダもんじゃないなぁ、こいつ」

ネコちゃんがサークルに入るのは、トイレに入る時だけになりました。
(シェリーもたまに使ってました。自分のトイレより近いから?)
ネコちゃんは、まるで、「生まれた時からここにいるの」といわんばかりに
我が家の「ネコ的ないい場所」を制覇していきました。
その都度、シェリーに「フーハー」やられても、「ボクは気にしないから。怖くないし。」

ネコちゃんは、りょうちんと私が仕事から帰ると、頭突きのご挨拶とおしゃべり攻撃。
「ナン!ナン!」と延々と語り始めます。
ベットに行けば、バフッ!「ナン!」。それは、毎日の日課となりました。

ネコちゃんは、ガラス戸が開いて目の前がベランダでも決して出ようとはしませんでした。
「お外には興味ないから。出る気ないから」って感じ。

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