ララ〜Part2〜

苦労話

1
とりあえず、キッチンと廊下のドアを閉めました。
ネコちゃんは、私にまとわりついて「ナン!ナン!」
ハサミで、垂れた毛を切ろうと思ったんだけど、
皮がビロ〜ンと伸びてて怖くて切れないの。
それに、明るいところで見ると、いいネコっぽい。
「朝になったら、病院に連れていこう」
それから、「飼い主さんを探そう」


うちに来た直後です→                             
2
「ごはん食べる?」「ナン!」カリカリを少しもってくると、
かぶりつきました。
お水をもってくると「ナン!(おかわり)」  
それから、カリカリを3杯食べました。
お水をカブカブ飲んで「おなか空いてたんだね」
「トイレだね」 スペアのトイレを用意して、
砂をかたして戻ると、おしっこして終わって、
もう、うんちをしていました。                               
3
それからが、大変でした。ネコちゃんの「苦労話」の始まりです。
「ナン、ナン・・・・・」って、延々聞かされました。
緑の大きな目でじーっと見つめながら・・・・
外が明るくなる頃、やっと「苦労話」が終りました。
おなかもいっぱいになって、おしっことうんちして、
話も聞いてもらえたし、納得したのでしょう。
今度は、爆睡モードに入りました。
毛のないおなかを丸出しにして、グーグー。
横を通っても気づかないくらい熟睡。
「この子は、何日、ゆっくり眠ることができなかったんだろう・・・・
今、安心してるんだな」                              
4
9時なるのを待って、病院へ。
「毛」は刈られたんじゃなくて、「脱毛」だそう。
お尻の当たりの毛も、抜けていて絡み付いているだけでした。
そして、本当に「バリカン」で刈られました。
先生いわく、「脱毛したから、捨てられたのか
迷子になって放浪生活が辛くて脱毛したのか・・・・・」
「もう、毛は生えてこないかもしれないなぁ」 
そして、「ノミとり」も、してもらいました。

そうか・・・・自然に脱毛したのか・・・・
毛が抜けるほど、辛い想いがあったんだね。                              
5
家に帰ってから、「飼い主さん探し」スタート。
「地域新聞」へ「預かってます」の掲載や、
動物病院への「聞きこみ捜査」などなど。

でも、「飼い主さん」への不信感もつのっていました。
こんなに毛が抜けるまで放っておいたのかなとか、
ちゃんと探しているのかなとか・・・・・
もちろん、これは、このネコちゃんが「迷子」だったらの話だけど。                              
6
ネコちゃんの居場所は、玄関・廊下・洗面所。 
ノミもいるし、シェリーたちへの刺激も考えて。
ネコちゃんは、相変わらず甘えんぼで、お喋りで、食いしん坊です。
りょうちん(ダンナ)と交代で、廊下にいって「お相手」。
いつも、ネコちゃんは、何か必死に訴えてました。
「猫語がわかればなぁ〜」「ナン!ナン!ナン!」
「この子は、今までどんな人生を送ってきたんだろう」 
もし飼い主さんが、見つかっても「良かったね」って
すぐ返せるだろうか・・・・                              
7
翌日、我が家のリビングには特大の「キャットサークル」が
置かれました。
前夜、リビングで、シェリー、あずき、りょうちんとみんなで
ワイワイやっていました。
リビングと廊下のあいだの戸はすりガラスのドアです。
ネコちゃんは、そのガラスに、顔をびったり押し付けて
「ナァァァァ〜ン」まるで、「そっちに行きたい・・・・」
でも、1週間は「隔離」って言われてるしなぁ・・・・ 
りょうちん「アレ、買ってきて、こっちに連れてこようよ」 
                             
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