2002.07.07

はじめは「ちゃ太郎」次は「ちゃこ」
そのうち、「岩子」「なすび」・・・・・
最近では「チャタ・カーン」だって。
いろんな呼び方をするのよね。
私的にには「ちゃこちゃん」って
呼んで欲しいんだけどね。
女の子なんだから、可愛い呼び方をしてよね!
言っておくけど、「助けてもらった恩」なんて
これっぽちも覚えてないわよ〜!
私はね、人間がキライなのよ。
もちろん、猫もキライよ。
私は完全なる「一匹狼」なのよ。

むせかえるような緑の匂いと生暖かい空気と共に「その子」と出会いました。

2001年7月9日、午後10時過ぎ。

ヘッドライトの先に写った「その子」は、ボロボロのタヌキのように見えました。

車を降りて、カメラを向けると慌てて私のほうに向き直って来ました。

まるで「こいつを逃してなるものか!」と言わんばかりに。

「その子」は、必死に私に訴え続けます。「にゃぁ〜にゃぁ〜にゃぁ〜・・・・・」

抱き上げてみると、枯葉のように軽い!こんなに軽い猫は初めて!

「お腹空いてるんだね〜」鳴き続けるその子を置いて、私は自分の車のドアを開けました。

すると、私が乗り込むよりも先に、車へ飛び乗りました。

ハンドルを握る私の左腕にしがみつき、爪を立ててフミフミしながら鳴き続けます。

私の顔を見つめながら、その声は「鳴く」というより「泣く」でした。それも「大泣き状態」でした。

家に着くまで10分弱、たったそれだけの時間で「その子」は私の心を奪いました。

家に着いて、北側の蒸し暑い部屋に「その子」は入ってもらいました。

カリカリとネコ缶を食べて、お水を飲んで・・・・・・・

それから、「その子」安堵感か緊張が切れたせいか、本当に具合が悪いのかぐったり。

開けた窓枠にじっと箱座りをしたまま、目を瞑っています。

「大丈夫?」と声をかけると、それでも「ゴロゴロ・・・・・・」

「もしかしたら、朝まで生きられないんじゃないだろうか?」そんな不安もよぎるくらいぐったり。

翌朝、「その子」のいる部屋に行くと、床に横たわってる。死んじゃったの〜?

「ネコちゃん!」と声をかけると、よろよろと起きあがりゴロゴロ言いながら擦り寄ってきてくれました。

そして、朝一番で病院へ。一通りの検査をお願いして、そのままお預け。

その時の体重は、1.8キロ。

毛玉、枯葉、ノミ、ダニが酷いので、かなり強烈なマルガリータにされてしまいました。

でも、本当に健康状態がよくないので血液も取れない、ノミ取りも出来ない状態。

先生曰く 「あと1日遅かったら、この子は生きていなかったかも」 

しかし、食欲もあり、その後の血液検査で特に悪いところはなさそう。

単に「栄養失調」 

入院後もウンPをしないので、させたら出てきたのは「土」と「コオロギ」

そんなもの食べて飢えをしのいでいたんだね〜辛かったね・・・・・・よく頑張ったね・・・・・・・。

病院でも「その子」は人懐っこく、とってもいい子。「この子、とっても性格いいですよ〜」って先生。

後日、「その子」に関わったすべての人間たちが「騙されていた」と気づくことになるとは、その時は思ってもいなかった。

その後、6日間の入院の後、退院。「鶏がら」にしか見えない「その子」

しかし、食欲もあり、他のネコたちにも臆することなく我家での生活が始まったのだった。

保護直後から、「飼い主さん探し」も始めていたが、手応えはほとんどなかった。

だからって、「里親さん」を探そうとはこれっぽちも思わなかった。

だって・・・・・こんな不気味な子、誰も引き取ってくれないでしょ?(^▽^;)

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